500種類の化粧水が作る集団

研究成果

市販の化粧水に表示されている全成分データの順位と、技術者サイトに登録されている配合目的データを解析すると、500種類もの化粧水のうちの似たものどうしがおのずと集団を形成するかどうかを4年生の学生が研究し、その結果を「第74回日本薬学会関西支部総会・大会」でポスター発表しました。

配合目的データを主成分空間にプロットすると、高級な化粧水などによくある、多くの機能を持たせた化粧水と、反対に機能を多く持たない化粧水とで明確に異なるクラスターが得られ、商品の「宣伝文句」を読まずとも成分から商品の特徴を推測・判別することが可能であることが示唆されました。