化粧水に用いることができる防腐剤とその量は「化粧品基準」によって定めされています。これを逸脱していないかどうかは、品質管理するメーカーサイドや規制する当局サイドの双方にとって重要です。幅広い防腐剤が許容されているため、一斉かつ高速に分析するためには、通常、高額な超高速液体クロマトグラフィー―質量分析システムが必要になりますが、より安価なシステムで分析できるかどうかを4年生の学生が研究し、途中までの成果を「第74回日本薬学会関西支部総会・大会」で発表しました。
従来の高速液体クロマトグラフィー法では単一の分離モードのカラムが用いられてきましたが、複数の分離モードを同時に実現可能な「マルチモーダルクロマトグラフィー」に着目すると、従来より高速で防腐剤を分離定量できる可能性があることを示しました。